重陽節

世界大百科事典(旧版)内の重陽節の言及

【重陽】より

…ちょうど厳しい冬に入ろうとする晩秋の一日であり,清爽な空気のなかで紅葉を眺めて楽しんだ。重陽節の由来は,一般に梁の呉均(ごきん)著《続斉諧記》の記事を引いて説明される。後漢の有名な方士費長房は弟子の桓景(かんけい)にいった。…

【年中行事】より

…8月15日は中(仲)秋節と呼ばれ,月見を楽しみ,後には月餅を食べ,〈月光馬児〉(月神の神像)などを飾った。1年の豊作を感謝する秋社も8月にあり,晩秋の9月9日は,高い所にのぼり,茱萸(しゆゆ)の枝を髪に挿し,菊酒を飲む重陽節である。ちなみに,おもな年中行事が1月1日のほかに,3月3日,5月5日,7月7日,9月9日など,陽数(奇数)を重ねた日であることは,陰陽説の強い影響があるとされ,同時に覚えやすさも関連するであろう。…

※「重陽節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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