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金属系超伝導材料 きんぞくけいちょうでんどうざいりょうsuperconductive metal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金属系超伝導材料
きんぞくけいちょうでんどうざいりょう
superconductive metal

通常の金属とは異なり,電流を流した場合にある温度 (臨界温度 Te) 以下で電気抵抗がゼロとなり,発熱もなくなる超電導の金属素材。これを用いると,電力消費なしで大電流を流したり,コイルの使用で強磁場を発生させることが可能になる。実用上,可能なかぎり高い臨界温度と,超電導を保持できる最大磁場 (臨界磁場 He) が望ましい。ニオブ-チタンの合金は,細線加工が容易なため早くから実用化された。ほかにニオブ3-ガリウム化合物 (Te=16.8K,He=21.0T) ,ニオブ3-スズ化合物 (Te=18.2K,He=24.5T) ,ニオブ3-ゲルマニウム化合物 (23.2K,35.0T) などがある。一般にもろい素材であるため,特殊な加工により帯状,薄板状,線材として加工し,銅基線材中に包んで用いる場合が多い。これらの金属系素材に対し,より高い臨界温度 (約 110K) をもつセラミックス系酸化物 (ビスマス-タリウム系高温酸化物) が登場し,実用化へ向けて研究が進められている。

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