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鉄鋼スラグ

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

鉄鋼スラグ

鉄をつくるときにできる副産物。鉄1トンに対し約400キロの鉄鋼スラグができる。国内で年間の発生量は約4千万トン。環境基準を満たしている物はセメント原料や道路の路盤材として利用できる。生成量の9割以上が再利用され、「リサイクル優等生」とも呼ばれる。再利用されないスラグは産業廃棄物の「鉱さい」にあたる。

(2016-04-27 朝日新聞 朝刊 群馬全県・1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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鉄鋼スラグ

鉄鋼の製造過程において生成する副産物。「製鉄スラグ」「鉱滓(こうさい)」「鉄屎(かなくそ)」などともいわれる。鉄鋼スラグは、高炉スラグ製鋼スラグに大別され、年間生産量は高炉スラグ 2万4200万トン・製鋼スラグ 1万4200万トン(2011年度)であり、その適切な処理・再利用が求められている。再利用については、セメント用・コンクリート用骨材・道路用・港湾用・地盤改良用・肥料・ロックウールなどに使われており、2001年に施行された「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(グリーン購入法)の公共工事における特定調達品目(環境負荷低減に資する製品等)に指定されている。しかし10年2月、新日鉄名古屋製鉄所でスラグを積んだ敷地内から高アルカリ水が名古屋港に流出していたことが発覚し、14年12月にはスラグ使用の疑いがある国発注の56工事のうち27工事で環境基準を超える六価クロムなどが検出されるなど、適切に運用されない例が多数発生している。

(2015-10-27)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
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