デジタル大辞泉 「副産物」の意味・読み・例文・類語 ふく‐さんぶつ【副産物】 1 ある製品を生産する過程で、それに付随して得られる他の産物。2 ある物事に付随して起こる物事。「戦争の副産物としての特需」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「副産物」の意味・読み・例文・類語 ふく‐さんぶつ【副産物】 〘 名詞 〙① あるものを生産する過程で、それに付随して必然的に得られる他の産物。副製品。[初出の実例]「銅を採り硫酸を製し、其他苟も副産物として利益を得べきものは」(出典:東京日日新聞‐明治二五年(1892)一〇月三〇日)② 転じて、一つの物事を行なうときに、それに伴って起こってくる物事。[初出の実例]「私の書きました小説といふのは、その副産物のやうなもので」(出典:蔵の中(1918‐19)〈宇野浩二〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「副産物」の意味・わかりやすい解説 副産物ふくさんぶつby-product 同一の原材料および同一の作業工程から2種以上の製品が生産される場合に、それらの経済価値や企業の生産目的などの関係から、相対的に従属的であると判断される第二次的な生産物をいう。主産物と同様、市場における商品価値を有しているものであるから、原価計算上は、なんらかの形で評価しなければならない。製粉業の麬(ふすま)、コークス業のコールタールなどが、その典型的な例としてあげられる。[東海幹夫][参照項目] | 原価計算 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例