精選版 日本国語大辞典「鏡餠」の解説
かがみ‐もち【鏡餠】
〘名〙 円形で平らな、鏡の形のように作った餠。正月または祝いのときに大小二個を重ねて神仏に供える。かがみ。かがみのもち。かがみのもちい。かがみもちい。ぐそくもち。そなえもち。おそなえ。すわりもち。もちいかがみ。《季・新年》
※類聚雑要抄(室町)一「御歯固〈略〉置二鏡餠上一物。紅葉一枚、蘿蔔一株、押鮎一隻、三成橘一枝」
※浄瑠璃・近江源氏先陣館(1769)五「酒に勝った餠の徳、年のはじめも鏡餠」
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