関根小郷(読み)セキネ コサト

20世紀日本人名事典 「関根小郷」の解説

関根 小郷
セキネ コサト

昭和期の弁護士 元・最高裁判事。



生年
明治38(1905)年12月3日

没年
平成5(1993)年9月30日

出生地
栃木県上都賀郡足尾町

学歴〔年〕
東京帝大法学部〔昭和4年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲一等瑞宝章〔昭和51年〕

経歴
昭和4年司法官試補。東京地裁判事、満州国法制処長を経て、23年最高裁民事局部長兼行政局長となり、33年前橋地・家裁所長。36年東京高裁判事、38年横浜地裁所長、同年最高裁事務総長。40年福岡、42年大阪各高裁長官、44年最高裁判事。企業献金を認めた八幡製鉄政治献金事件大法廷判決(45年)、尊属殺規定違憲大法廷判決(48年)や衆院定数訴訟で初の違憲判断を示した大法廷判決(51年)などに関与。50年退官し、51年弁護士登録。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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