関節腔(読み)カンセツコウ

デジタル大辞泉 「関節腔」の意味・読み・例文・類語

かんせつ‐こう〔クワンセツカウ〕【関節×腔】

関節の、滑液で満たされている腔所。

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精選版 日本国語大辞典 「関節腔」の意味・読み・例文・類語

かんせつ‐こうクヮンセツカウ【関節腔】

  1. 〘 名詞 〙 関節で、二つの骨の間にみられる狭い腔所。滑液で満たされ、関節の動きをなめらかにする。

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世界大百科事典(旧版)内の関節腔の言及

【関節】より

…一つは両方の骨(または軟骨)が靱帯だけで結びつけられている場合(靱帯結合)で,魚類における脊柱以外の骨の連結,ある種のカメの背甲や腹甲に見られるちょうつがい状の関節,鳥類の肋骨の背側部と腹側部の連結などがそれにあたるが,人体ではきわめてまれである(脛骨と腓骨の遠位端どうしなど)。もう一つは滑膜性結合とよばれるもので,両方の骨端が軟骨(関節軟骨)に覆われ,それらの間にすきま(関節腔)があって粘液(滑液)を満たし,その連結部全体が結合組織性の袋(関節包)で包まれている場合である(人体解剖学ではこの種の連結を厳密な意味での〈関節〉とする)。関節腔の中には薄い円板状の軟骨(関節円板)や環状または三日月型の軟骨(関節半月)が挟まっている場合があり,これらは関節面どうしの適合とすべりを円滑にする働きをもっている。…

※「関節腔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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