隠り沼の(読み)コモリヌノ

デジタル大辞泉 「隠り沼の」の意味・読み・例文・類語

こもりぬ‐の【隠り沼の】

[枕]隠れて見えない沼の意から、「下」にかかる。
「―下に恋ふれば飽きらず」〈・二七一九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「隠り沼の」の意味・読み・例文・類語

こもりぬ‐の【隠沼の】

  1. 隠沼が外から見えないようにの意で、「下(した)」にかかる。
    1. [初出の実例]「許母利奴能(コモリヌノ)下ゆ恋ひあまり白波のいちしろく出でぬ人の知るべく」(出典万葉集(8C後)一七・三九三五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android