雀ヶ森村(読み)すずめがもりむら

日本歴史地名大系 「雀ヶ森村」の解説

雀ヶ森村
すずめがもりむら

[現在地名]立田村雀ヶ森

東は佐屋さや川を挟んで内佐屋うちさや(現佐屋町)、西は鵜戸うど川を越して小茂井こもい村に接する。「徇行記」によれば、概高五一一石余は一円蔵入地。田は二〇町七反六畝余、畑は九町九反余。「寛文覚書」に戸数四二、人数二二八とある。「徇行記」は「田面ハ鵜戸川ヨリニアリテ卑湿ノ地ナリ、スヘテ畔田多ク田間航ニテ往来セリ、持船七艘ホトアリ借船ハナシ、村西畠ハ地高ナリ」と記し、村名の由来を藩祖徳川義直が放鷹のとき、林に雀が群れるのを見て雀ヶ森と名付けるよう命じたと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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