零出(読み)こぼれいず

精選版 日本国語大辞典 「零出」の意味・読み・例文・類語

こぼれ‐い・ず ‥いづ【零出】

〘自ダ下二〙
① 涙、水などがあふれて、外に出る。
源氏(1001‐14頃)幻「例の涙のもろさは、ふとこぼれいでぬるもいと苦し」
② はみ出す。外に現われ出る。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「くるまのすだれたかくあげて、しりぐちよりこぼれいでつつのりたる人は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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