すだれ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「すだれ」の意味・わかりやすい解説

すだれ

簾とも書く。細いアシまたは細く割ったタケを糸で編んだもので,軒などにつるす。昔は牛車や部屋の周囲鴨居などに掛けて,室外と室内をへだて,目隠しや,日光をさえぎるために用い,寝殿造では重要な室内調度品とされた。現在では,軒先に掛けて日よけにするほか,夏季には障子をはずしてすだれを掛け,涼しさを増すのに利用される。材料は,アシ,タケ,プラスチックなど。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android