電力化率(読み)でんりょくかりつ(その他表記)rate of electrification

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電力化率」の意味・わかりやすい解説

電力化率
でんりょくかりつ
rate of electrification

1次エネルギー需要に占める発電に要したエネルギーの割合。エネルギー需要の電力シフト傾向を示す指標である。ただし,発電の際に相当量の発電ロスが生じるため,最終需要段階での電力利用割合を示すものではなく,1次エネルギー需要のうちの電力向けエネルギー投入の割合を示すものである。 1988年度では,1次エネルギー総需要は,原油換算4億 8100万klに対し,電力向けエネルギー投入は1億 7900万klで,電力化率は 37.3%である。今後,日本の電力化率は 40%以上にまで上昇するものと見込まれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む