割合(読み)ワリアイ

  • わりあい ‥あひ
  • わりあい〔あひ〕
  • わりあわ・せる ‥あはせる

デジタル大辞泉の解説

[名]
全体に対する部分の、または他の数量に対するある数量の比率。率。割。「男子学生と女子学生の割合が逆転する」「空気の主要成分の割合を求める」
(「…のわりあいに」の形で)「5」に同じ。「大きさの割合に重い」「冬の割合には暖かい」
それぞれに分けて割り当てること。割り前。割り勘。
「そりゃけうとい安いもんぢゃ。―にいたさうかいな」〈滑・膝栗毛・七〉
[副]他の物事や場合に比べてそれらの程度を超えているさま。比較的。割に。「部屋は割合にきれいだ」「割合(と)やさしい問題」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

二つの数量を比べた時に、一方が他方の何倍にあたるかという関係。比率。率。割。 一対二の-で混ぜる 五本に一本の-で当たりくじがある
全体を人数などで分けて、それぞれに割り当てた分量・金額。また、分割してそれぞれに割り当てること。割り当て。 おめえここの-をおれによこしなせえ/滑稽本・膝栗毛 3
わりに同じ。 忙しい-にはもうからない
予想された程度をやや超えているさま。他の物に比べて、ややその傾向が認められるさま。割と。 -(と)早く治る -元気だった 彼は-物わかりのいい方だ

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

[1] 〘名〙
① 分割してそれぞれの負担分としてあてがうこと。また、そのもの。割当て。割り前。また、割り勘。
※政談(1727頃)四「一組の内より外の人を代に出し、其本人より割合を遣す故」
② (━する) 分割・配分すること。
※地方凡例録(1794)一〇「前々より村中入会に致し来り山林・秣場等を、相対を以て分もち切に割合申まじき事」
③ 芝居で、一枡をその許容人数の頭割りにした値を支払って、他人と同席して見物すること。
※談義本・八景聞取法問(1754)二「隣桟敷には拾人ばかりの割合と見えて」
④ その人にとって得となること。
※歌舞伎・月宴升毬栗(散切お富)(1872)二幕「爰らで手を打ちお武家さま、お帰りなさるがお割合かと、憚りながら存じまする」
⑤ (━する) 全体に対して部分が、また、ある物に対して他のある物が、ある量的関係にあること。また、その関係。比率。歩合。割。
※万国新話(1868)〈柳河春三編〉一「小学校の稽古人、民口に合せて千人に五十人の割合なりしが」
⑥ 数学で、比または比率のこと。
⑦ (連体修飾語をうけ、「に」を伴って) 連体修飾語の内容と比べて、後に述べる内容がつりあわない場合に用いる。…に比べて。…にしては。
※坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉四「おれは勇気のある割合に智慧が足りない」
[2] 〘副〙 (多く「に」「と」を伴って用いる) 比較的な観点から見て。他のものとのつりあいから見て。また、そのもの相応と思われる程度を超えて。比較的。思いのほか。
※交易問答(1869)〈加藤弘之〉上「はけかたの方が滅法多くて、仕出の方がまだ割合にすくないから」
※二つの話(1946)〈井伏鱒二〉「燧石(ひうちいし)の扱ひかたを割合ひ親切に教へてくれた」
〘他サ下一〙 わりあは・す 〘他サ下二〙
① 二種以上の物をつないだりまとめたりして、一つの物を作りあげる。別種の皮をつぎ合わせたり、二種の羽で矢を矧(は)いだりする際にいう。
※平家(13C前)一一「しらのに鶴のもとじろ、こうの羽をわりあはせてはいだる矢」
② 割り当てる。配分する。〔和英語林集成(初版)(1867)〕

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