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電子渡航認証システム でんしとこうにんしょうしすてむ ESTA/Electronic System for Travel Authorization

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知恵蔵2015の解説

電子渡航認証システム

ESTA(エスタ:Electronic System for Travel Authorization)電子渡航認証システムとは、米国本土に渡航する際、インターネットによるオンライン申請で事前に認証を受けるシステムである。ビザ(査証)免除プログラムと一体をなす米国への入国制度の一つであり、渡航者が査証免除対象者としての条件を満たすか、また米国に保安上のリスクをもたらさないかなどをチェックする目的がある。
日本をはじめとする米国のビザ免除指定国のパスポートを保持する者は、米国での短期滞在についてはビザを必要としない。このため、従来は入国直前に出入国カードI-94Wに所定の事項を記入するだけで米国に渡航することができた。2009年1月12日以降は、9・11同時多発テロ事件に端を発するテロ対策の一環として、ビザ免除対象者は滞在・通過の別、また年齢を問わず、ESTA認証が米国国土安全保障省によって義務付けられている。
現実の手続きは、申請者情報とデータベースとのオンライン照合のみであり、即座に認証されることがほとんどである。にもかかわらず、「有利な仲介」をうたう悪徳業者も登場し、米国政府が渡航者に注意を喚起している。なお、ESTAとI-94Wの申告内容はほぼ同一のものであり、将来的にはI-94Wは廃止の予定となっている。しかしながら、ESTAはデータベース上での審査に過ぎず、入国の許可ではない。それゆえ、米国税関・国境警備局はESTA認証にかかわらず入国審査によって入国を拒否することがあり、もしくは、ESTAが拒否であってもビザ申請を受理して入国を許可する場合もある。

(金谷俊秀 ライター / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

でんしとこうにんしょう‐システム〔デンシトカウニンシヨウ‐〕【電子渡航認証システム】

米国へ渡航する際に必要となる事前申請制度。平成21年(2009)1月から義務化された。米国政府が日本を含む35か国に対して認めている、ビザ(査証)なし渡航利用者が対象。渡航前に、インターネットを通じて米国の国土安全保障省のウェブサイトアクセスし、氏名・パスポート番号・滞在先・逮捕歴などの個人情報を登録して、査証免除での渡航が可能かどうか審査を受ける。認証は、多くの場合すぐに行われるが、留保となる場合もあるため、72時間前までに申請することが推奨されている。一度認証されると、パスポートの有効期間内であれば最長2年間有効。ESTA(エスタ)(Electronic System for Travel Authorization)。

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