… 多くの地震断層を調査した結果,それらは地震のときにはじめて生じた断層ではなく,もともと存在していた断層が再活動したもの,つまり活断層であり,また地震時の運動はその断層の過去の運動の向きと同じであることがわかった。一方,地震との関係では,マグニチュードM7以上の浅い地震のときにはたいてい現れていること,Mの大きい地震ほど一般に断層の長さも変位量も大きいこと,地震学的に推定された地下の断層(震源断層)の位置,運動の大きさ,向きなどとも比較的よく合うことなどが知られた。これらのことから,多くの地震断層は,地震を起こした地下の断層運動が直接地表まで達した結果であると考えられている。…
※「震源断層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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