改訂新版 世界大百科事典 の解説
非ベンゼン系芳香族化合物 (ひベンゼンけいほうこうぞくかごうぶつ)
non-benzenoid aromatic compound
ベンゼン核をもたない不飽和環式化合物で芳香族性を有するものの総称。非ベンゼノイド芳香族化合物とも呼ばれる。アズレンやトロポロンなど中性分子のほかに,シクロペンタジエニルアニオン,シクロヘプタトリエニルカチオンなど,い
くつかのイオン種が含まれる。
執筆者:友田 修司
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報