頭蓋冠(読み)トウガイカン

デジタル大辞泉 「頭蓋冠」の意味・読み・例文・類語

とうがい‐かん〔‐クワン〕【頭蓋冠】

頭蓋上部を円盤状に覆う骨の総称前頭鱗ぜんとうりん頭頂骨側頭鱗そくとうりん後頭鱗こうとうりんからなる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の頭蓋冠の言及

【頭骨】より

… 頭蓋の下面には多数の穴があって,頭蓋腔に出入する神経や血管の通路をなしている。頭蓋腔は脳をいれる大きいまるい腔所で,その天蓋すなわち頭蓋冠は俗に〈あたまのはち〉といい,ほとんど同じ厚さの骨質でできていて,じょうぶである。これに反して,頭蓋腔の下底すなわち頭蓋底は,内部から見ても,外部から見たのと同様に,はなはだ複雑な形を呈し,そのうえ厚さが場所によって違うので,衝撃によって破裂を生じやすく,頭蓋底骨折をおこして致命傷となることがある。…

※「頭蓋冠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」