食い抜く(読み)くいぬく

精選版 日本国語大辞典 「食い抜く」の意味・読み・例文・類語

くい‐ぬ・くくひ‥【食抜】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙
  2. 食い破る。また、くわえて引き抜く。
    1. [初出の実例]「烏咋抜差檜皮等事」(出典玉葉和歌集‐承安二年(1172)一二月一日)
    2. 「十疋の布施物の、あちらこちらへするりするりと通る程に、喰ぬいて御ざる」(出典:虎寛本狂言・布施無経(室町末‐近世初))
  3. 食い尽くす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android