香害(読み)コウガイ

デジタル大辞泉 「香害」の意味・読み・例文・類語

こう‐がい〔カウ‐〕【香害】

《「公害」をもじった語》香水芳香剤などを過剰に使用することによって、他人不快感を与えること。→スメルハラスメント

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「香害」の解説

香害

消臭スプレー、制汗剤柔軟剤などに含まれる人工の香りによって不快感や体調不良が引き起こされること。「公害」になぞらえた表現。柔軟剤の香りで体調を崩したと訴える国民生活センターへの相談は、2008年度の14件から12年度には65件と急増している。また、日本消費者連盟には体のだるさや吐き気などの症状を訴える声も寄せられている。これを受け、同連盟は17年に期間限定で専門の相談窓口「香害110番」を設けている。

(2017-7-19)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android