馬乗袴(読み)うまのりばかま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「馬乗袴」の意味・わかりやすい解説

馬乗袴
うまのりばかま

襠有(まちあり)袴ともいう。紋付羽織と組み合わせて、男子の礼装に使用する袴。布地は仙台平(せんだいひら)、夏には絽(ろ)を用いる。片足は後ろ布、刳(くり)のある後ろ襠と前襠、奥布、脇(わき)布とによって構成され、前は足の甲がつかえず足さばきのよいように5~6センチメートルの切上げをつける。後ろは後ろ幅の位置から後ろ襠まで、前は脇布、奥布の間で自然に斜めになるように切上げをつける。襠布の用い方によって、十布遣襠有袴、半十布遣襠有袴、八布半遣襠有袴、八布遣襠有袴などがある。普通の体型には八布半遣襠有袴、肥満体には十布遣襠有袴が使用される。近年は形よくはきよい袴として、半十布遣襠有袴が主として用いられている。

[藤本やす]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む