馬蹄投げ(読み)ばていなげ(その他表記)horseshoe pitching; quoits

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「馬蹄投げ」の意味・わかりやすい解説

馬蹄投げ
ばていなげ
horseshoe pitching; quoits

ホースシューともいう。蹄鉄を,輪投げ遊びのように,一定距離をおいて立てられたくいに投げてはめるゲーム。くいに蹄鉄がかかれば3点,くいから 18cm以内にあれば1点などと決められていて,50点を先取するか,50回投げたときの得点勝敗を決める。アメリカカナダで最も盛んに行われており,1926年にはアメリカ馬蹄投げ者協会が設立され,毎年アメリカ選手権および世界選手権大会を開催している。現在では,このゲーム専用の真鍮製の蹄鉄の形をしたものが用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の馬蹄投げの言及

【輪投げ】より

…現在の代表的な例は,直径20cmのゴム板に直径6cmほどの穴のあいたものを1本のピン(hob)に向かって投げるか,あるいは,直径15cmほどの輪を約20cm間隔で正方形に9本並んだピンに投げる競技で,屋外・屋内ともに行われ,ピンまでは16mくらいとする。アメリカで愛好される蹄鉄を投げる馬蹄投げhorseshoe‐pitchingや,ロープを輪にして船の甲板で行うゲーム(deck‐quoits)などもある。 日本でも明治時代には畳に火ばしを立てて輪を投げる酒席遊戯が盛んで,縁日などでも行われ,床に並んだ品物に輪が完全にはまるとその品物が取得できるというようなルールも現れた。…

※「馬蹄投げ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む