騒ぎ合う(読み)さわぎあう

精選版 日本国語大辞典 「騒ぎ合う」の意味・読み・例文・類語

さわぎ‐あ・う‥あふ【騒合】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. 互いにあわてふためく。
    1. [初出の実例]「ありとある人も、あやしくあさましと思ひ、さはぎあへり」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
  3. 互いに騒々しくする。
    1. [初出の実例]「あら夥しの軍兵やな、われら兄弟討たんとて、多くの勢は騒ぎあひて、ここを先途と見えたるぞや」(出典:謡曲・夜討曾我(1480頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android