高木背水(読み)タカギ ハイスイ

20世紀日本人名事典 「高木背水」の解説

高木 背水
タカギ ハイスイ

明治・大正期の洋画家



生年
明治10(1877)年9月5日

没年
昭和18(1943)年5月12日

出生地
佐賀県

本名
高木 誠一郎

学歴〔年〕
コロンビア大学美術科卒

経歴
明治22年上京し、27年大野塾に入り、同年明治美術会に出品。29年白馬会に転じ、30年から同会に出品する。37年渡米し、コロンビア大学美術科を卒業して39年帰国。第1回文展に「浜辺の松」を出品。43年イギリスに2年間留学。この間「英国風景」を英国帝室技芸院展に出品する。大正3年から4年にかけて、明治天皇像を描く。9年再渡欧し、以後3回渡欧した。また11年には朝鮮美術展覧会の設立に尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高木背水」の解説

高木背水 たかぎ-はいすい

1877-1943 明治-昭和時代前期の洋画家。
明治10年9月5日生まれ。白馬会洋画研究所にまなぶ。明治37年渡米しコロンビア大にまなび帰国後第1回文展に「浜辺の松」を出品。43年渡英,帰国後の大正元年「ウインザー橋の朝」を文展に出品。11年朝鮮美術展設立につとめた。昭和18年5月12日死去。67歳。佐賀県出身。本名は誠一郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android