高誘電率膜(読み)コウユウデンリツマク

化学辞典 第2版 「高誘電率膜」の解説

高誘電率膜
コウユウデンリツマク
high-k film

比誘電率の高い誘電体膜のこと.スケーリング則に従いMOS(モス)トランジスター微細化が行われた結果,ゲート酸化膜の膜厚は数 nm 以下となっており,ゲート絶縁膜のリーク電流により消費電力が問題となっている.もれ電流を抑えながらトランジスターとしての電流駆動能力を維持するためには,SiO2の比誘電率k = 4に比べて高誘電率膜をゲート絶縁膜として用いることが不可欠となった.膜の評価のための指数としてEOTと略称される等価酸化膜厚が用いられる.高誘電率で現在Al2O3,ZrO2,HfO2などが研究されているが,熱的安定性やSi表面でのOとSiの反応をいかに抑えるかが問題である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 モス

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

大寒の用語解説を読む