リーク電流(読み)リークデンリュウ

デジタル大辞泉 「リーク電流」の意味・読み・例文・類語

リーク‐でんりゅう〔‐デンリウ〕【リーク電流】

leak current》電子回路上で本来絶縁されている部分から漏れ出す電流。また、そのような現象のこと。近年では、半導体集積回路微細化が進んだことにより増加したトンネル効果原因であることが多く、これを低減する研究が進められている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「リーク電流」の解説

リーク電流

微細化されたトランジスタでは、オフ状態でもリーク電流(漏れ電流)が流れるようになってきた。このリーク電流によって消費される電力リーク電力で、動作時の電力の半分程度がリーク電力というLSIも出てきた。最近ではスタンバイ状態でも電流が漏れてしまい、携帯機器の電池寿命が短くなるといった問題が出てきたため、各種のリーク電力低減対策がとられている。

(荒川泰彦 東京大学教授 / 桜井貴康 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む