デジタル大辞泉 「リーク電流」の意味・読み・例文・類語 リーク‐でんりゅう〔‐デンリウ〕【リーク電流】 《leak current》電子回路上で本来絶縁されている部分から漏れ出す電流。また、そのような現象のこと。近年では、半導体集積回路の微細化が進んだことにより増加したトンネル効果が原因であることが多く、これを低減する研究が進められている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 「リーク電流」の解説 リーク電流 微細化されたトランジスタでは、オフ状態でもリーク電流(漏れ電流)が流れるようになってきた。このリーク電流によって消費される電力がリーク電力で、動作時の電力の半分程度がリーク電力というLSIも出てきた。最近ではスタンバイ状態でも電流が漏れてしまい、携帯機器の電池寿命が短くなるといった問題が出てきたため、各種のリーク電力低減対策がとられている。 (荒川泰彦 東京大学教授 / 桜井貴康 東京大学教授 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by