鬼の目にも涙(読み)オニノメニモナミダ

デジタル大辞泉 「鬼の目にも涙」の意味・読み・例文・類語

おににもなみだ

無慈悲な者も、時には慈悲心を起こし、涙を流すことがあるということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鬼の目にも涙」の意味・読み・例文・類語

おに【鬼】 の 目(め)にも涙(なみだ)

無慈悲な者も、時には情け深い心を起こし、涙を流すことがあるということのたとえ。鬼の血目玉にも涙。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)二「ちともうそとみへぬぞ。ここでいかな不得心な盗も、志に感じてゆるすぞ。鬼の目(メ)に涙ぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ことわざを知る辞典 「鬼の目にも涙」の解説

鬼の目にも涙

どんなに無慈悲な者でも、時には情にほだされ、涙を流したり心を動かされることがある。

[使用例] 国臣が当時の状を評して言えらく、「これがホンに鬼の目に涙ともいうべきものか」[小谷保太郎*偉人談片|1903]

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android