鮟鱇烏・鮟鱇鴉(読み)あんごうがらす

精選版 日本国語大辞典 「鮟鱇烏・鮟鱇鴉」の意味・読み・例文・類語

あんごう‐がらす アンガウ‥【鮟鱇烏・鮟鱇鴉】

〘名〙 (アンコウのように、口をあいているというところから)
① ぼんやりと口をあいているカラスあんごがらす。ばかがらす。
※俳諧・若狐(1652)三「むれゐつつ何やらかやらせせり鷺 あんこう烏うかれてぞ啼」
② 大きく口をあいてぼんやりしている人をののしっていう。あんこう。あんごがらす。
浄瑠璃・諸葛孔明鼎軍談(1724)四「妹聟に出しぬかれ、あんがふ烏(カラス)のあげらほん、口ばかり開いても居られず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android