去ず(読み)さらず

精選版 日本国語大辞典 「去ず」の意味・読み・例文・類語

さら【去】 ず

  1. 離れないで。放さないで。去らせないで。
    1. [初出の実例]「明日香川川淀不去(さらず)立つ霧の思ひすぐべき恋にあらなくに」(出典万葉集(8C後)三・三二五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android