恩の死にはせねども義理の死にはする(読み)おんのしにはせねどもぎりのしにはする

精選版 日本国語大辞典 の解説

おん【恩】 の 死(し)にはせねども=義理(ぎり)[=情(なさけ)]の死(し)にはする

  1. 恩のためには命を捨てる者はいないが、義理(または人情)のためなら命を捨てる者は多くいる。恩の腹は切らねど情の腹は切る。〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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