デジタル大辞泉 「K字回復」の意味・読み・例文・類語 ケーじ‐かいふく〔‐クワイフク〕【K字回復】 [名](スル)《グラフの線がK字形になることから》業績や所得などが、回復するものと低下を続けるものとに分かれ、格差が広がること。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「K字回復」の解説 K字回復 社会が経済の落ち込みから回復する際、業績を伸ばす勢力と落ち込みが拡大する勢力に二極化される様子を表す用語。「K」の右上に伸びる線は強い企業や業界などがより強くなることを表し、右下に伸びる線は低迷から脱却できず、社会の変化に対応できないままさらに落ちてゆく様子を表している。2020年の新型コロナウイルス感染症の世界的なまん延時には、人々が直接対面することで成り立っていた外食産業や観光産業などが大打撃を受ける一方、外出禁止・自粛時にモノやサービスが活用された情報関連産業は需要が伸びた。感染症の影響が長引くことが予想される中、特定分野の経済活動の制限や人々の生活と経済行動の変容が求められ続けており、この用語に言及される機会が増えている。 (2021-1-14) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報