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所得 ショウトク

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デジタル大辞泉の解説

しょう‐とく【所得】

得をすること。もうけること。
「これにかへてんやと言ひければ、玉のぬしの男、―したりと思ひけるに」〈宇治拾遺・一四〉

しょ‐とく【所得】

その身に得ること。また、得たもの。
「其落付を品性と教育からのみ来た―とは見傚(な)し得なかった」〈漱石・彼岸過迄〉
一定期間に、個人・法人が勤労・事業・資産などによって得た収入からそれを得るのに要した経費を控除した残りの純収入。「課税所得

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世界大百科事典 第2版の解説

しょとく【所得 income】


[定義]
 一般には,一定期間の勤労,事業,資産などから得る収入全体をさし,賃金,俸給,地代,家賃,利子,利潤などがそのおもな構成要素となるものを意味する。所得は,さまざまな財やサービスの獲得能力,すなわち富力を代表する重要な指標と考えられている。それがただちに購買力として行使されるか,あるいは潜在的な購買力としてストックされるかは,家計の消費行動に大きく規定される。しかしいずれにせよ,産業社会においては,フローとしての貨幣所得が国全体,あるいは一家計の富力を表す指標として最も適切なものであることには変りはない。

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大辞林 第三版の解説

しょうとく【所得】

( 名 ) スル
得をすること。もうけること。 「玉のぬしの男、-したりと思ひけるに/宇治拾遺 14

しょとく【所得】

一定期間に、個人・企業などの経済主体が勤労・事業・資産などによって得た収入から、それを得るのに要した経費を差し引いた残りの額。 「 -の源泉」
一定期間における財産の増加分から減少分を差し引いた残りの額。 「国民-」
収入。利益。
得ること。会得えとくすること。 「いかに況んや、人として説の如く修行せむ-の功徳をや/今昔 14

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

所得
しょとく
income

経済活動に参加し生産のために提供した労働・土地・資本などの生産要素の代価として受け取る報酬をいう。所得には個人所得企業所得、政府所得がある。個人所得には賃金・給与などの雇用者所得と、地代・利子・配当などの財産所得がある。企業所得、政府所得も個人所得に準じて把握される。これらの所得を国民経済全体について集計すると国民所得が得られ、生産要素ごとに集計すると分配国民所得が得られる。国民経済計算では、雇用者所得、財産所得、企業所得に区別し、これらの合計から負債利子を控除して分配国民所得を得ている。これを人口で割ったものが1人当り国民所得である。また、個人所得から所得税・社会保険料などの税負担を控除したものが個人可処分所得である。個人可処分所得は貯蓄や消費量を最終的に規定するところから、最近では1人当り国民所得とともに、その動向が注目されている。[鈴木博夫]

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世界大百科事典内の所得の言及

【利益】より

…一般的には,利益とは資本の運用益をいい,元本に対する果実に相当し,期間的に把握される。ある期間の利益は,期首と同じ資本を維持したうえで,期間中に消費しうる最大の額と定義される。企業会計が対象とする企業の利益は,出資者の資本を維持したうえで,出資者に分配しうる額を意味し,その期間中に出資者の新たな追加出資および出資の払戻しがないかぎり,期末の資本から期首の資本を控除することによって計算される。会計計算上は,資本は資産マイナス負債で純財産とも呼ばれるので,利益は期末純財産から期首純財産を差し引くことによって計算される。…

【所得税】より

…所得税は,正確にいえば個人所得税と法人所得税の両方を指す。日本では前者を所得税,後者を法人税と呼んでいる。…

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