世界大百科事典(旧版)内のMTG 法の言及
【石炭液化】より
…この方法は現在も南アフリカ共和国のサゾール社で工業的規模において実施されているが,生産される液体燃料は主としてパラフィン炭化水素で,ディーゼル軽油としては好適であるが,ガソリン留分はそのままではオクタン価が低い欠点がある。そこで,合成ガスからひとまずメタノールを製造し,メタノールから高オクタン価ガソリンを生産するMTG法が1970年代に開発された。メタノールからガソリンへの変換工程にはZSM‐5と呼ばれる特別な合成ゼオライト(沸石)が用いられる。…
※「MTG 法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」