Pe-Ce繊維(読み)ペーツェーせんい

改訂新版 世界大百科事典 「Pe-Ce繊維」の意味・わかりやすい解説

Pe-Ce繊維 (ペーツェーせんい)

1939年にドイツのイーゲー・ファルベン社でつくられた塩素ポリ塩化ビニル繊維。ポリ塩化ビニルの塩素含有率は56.8%である。これをさらに塩素と反応させて,塩素含有率64%まで高め,アセトン可溶のポリマーとし,紡糸した。ろ布,防水布,耐火服などに使用されたが,現在は生産されていない。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 瓜生

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む