世界大百科事典(旧版)内のAdenocaulonの言及
【ノブキ(野蕗)】より
…山地の木陰や湿った谷間に生えるキク科の多年草(イラスト)。地下茎はよく発達する。茎は直立し,高さ60~100cm,茎の下部に集中する葉は三角状心形でフキの葉に似ているが,柄に翼があり,裏面に白綿毛が密にある。花期は8~10月。頭花には縁に7~11個の雌花があり,内に7~18個の両性花がある。いずれも花冠は長さ1.5~2mmと小さい。雌花は実るが,両性花は実らない。瘦果(そうか)は狭倒卵状で,長さ6~7mm,上半部分に多数の有柄の腺体があるが,冠毛はない。…
※「Adenocaulon」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」