世界大百科事典(旧版)内のAPI油水分離装置の言及
【油水分離】より
…小さな液滴の凝結を促進するには目的に応じ親水性もしくは疎水性の膜や繊維層によるろ(濾)過などの方法があり,航空機燃料中の微量水分除去などに用いられる。 石油精製工場の含油排水の油水分離装置としてよく用いられるAPI(American Petroleum Institute)油水分離装置は,槽内に多数の水平板をおいて沈降性粒子を除去するとともに,150μm以上の油滴を連続的に分離回収する。水平板の代りに槽内に多数の平行な傾斜板を挿入して有効分離面積を増加させたPPI(parallel plate interceptor)方式,あるいは図に示すCPI(corrugated plate interceptor)油水分離装置は傾斜板を平板でなく波板におきかえた方式で,60μm以上の油滴分離に有効で,設置面積を低減できる利点がある。…
※「API油水分離装置」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」