世界大百科事典(旧版)内のbiohazardの言及
【プラスミド】より
…この性質は接合や導入による遺伝子転移,遺伝子の組換えの実験に応用され,さらに,遺伝子を組み換えたプラスミドを介して,異なる生物種間で遺伝子の転移ができるようになり,遺伝子クローニングをはじめとする遺伝子工学への発展を導いた。しかし,このような実験には,人間や生物一般に有害な微生物を生みだす危険(バイオハザードbiohazard)がつねにある。遺伝子工学のDNA組換え実験には,用いるプラスミドと導入される宿主に関して安全性が求められており,自然環境下での生存能力が低い宿主と,接合能力がなく他の生物種に伝播(でんぱ)されないプラスミドを使うことが基本的な実験指針になっている。…
※「biohazard」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」