世界大百科事典(旧版)内のcapitaの言及
【カピタティオ】より
…古代ローマの人頭税。共和政時代には,アフリカなど一部の属州でのみ人頭税の存在が知られるが,帝政期に入ると,おそらくは大半の属州で徴収されるようになった。しかし帝政前半期については,課税対象となる住民の範囲,課税額などは,一部の属州を除いて明らかではなく,地域によってかなりの差があったものと思われる。300年ごろディオクレティアヌスが再編した課税制度(カピタティオ・ユガティオ制)のもとでのカピタティオの内容は,比較的明確に知られている。…
※「capita」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」