世界大百科事典(旧版)内のcarthaminの言及
【食紅】より
…しかし,最近になって,タール系色素が安全性の問題から消費者に好まれなくなり,再び生産されるようになり,製法も近代化された。ベニバナの赤色色素の本体はカルタミンcarthaminと呼ばれる一種の配糖体である。食用色素【田島 真】。…
【ベニバナ(紅花)】より
…紅の製法は夏季に花冠から紅色の色素を抽出する。紅花にはカルタミンcarthaminという紅色素とサフロールイェローsafflor yellowが含まれ,紅染にはこの水溶性のサフロールイェローを水を加えてできるだけ溶かし,アルカリで紅色素を抽出する。古代エジプトでは地中海沿岸の海藻の灰や天然ソーダで紅色素を抽出した。…
※「carthamin」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」