世界大百科事典(旧版)内のChaenomelesの言及
【ボケ(木瓜)】より
…高さ2~3mほどになるバラ科の落葉低木(イラスト)。中国原産。春に咲く淡紅色の花を観賞するため庭園に植えられ,また切花や盆栽にも多用される。互生する葉は楕円形から長楕円形で,細かい鋸歯があり,枝にはとげがある。花は径2~3cm,ときには5cmを超え,花弁は長楕円形から円形,おしべは多数,めしべの花柱は5本で,園芸品種には下部に毛を密生するものから無毛のものまである。楕円形で,長さ8cmほどの果実は,黄緑色から黄色に熟し,芳香があり〈木瓜(もつか)〉の名で消化器系の病気に使われ,また酒石酸やリンゴ酸を含み,香りもよいので砂糖煮や果実酒にも使われる。…
※「Chaenomeles」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」