世界大百科事典(旧版)内のCoccolithusの言及
【コッコリス】より
…後に,これは石灰質ナンノプランクトンと総称されるグループの一員で,コッコリトフォリーダCoccolithophoridaと呼ばれる,ハプト藻類に属する単細胞の浮遊性藻類の分泌したものであることが判明した。現生のコッコリトフォリーダはCoccolithus pelagicusなど150種以上に達するが,少数種を除き,北極海および南極海以外の大洋水の表層約150mを占める透光帯において光合成を営み,繁殖している。海水中での密度は水域や季節により変化するが,1l当り数万ないし数十万個が普通で,オスロのフィヨルドのように1300万個という記録もある。…
※「Coccolithus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」