世界大百科事典(旧版)内のconsciousnessの言及
【意識】より
…彼はアメリカ人ヘーブンJoseph Havenの《Mental Philosophy》(1857)を翻訳して,《心理学》上下巻(1875‐79)として出版したが,それに付された〈翻訳凡例〉の中で,訳語を案出する苦心に触れながら,〈意識〉等の語については〈従来有ル所ニ従フ〉と述べている。それからほどなく,井上哲次郎らの手によって刊行された《哲学字彙》(1881)には,〈Consciousness意識〉とあり,この語がほぼこのころ哲学,心理学等の用語として定着したことが知られる。 英語のconsciousnessは,接頭辞cumとscire(知る)の過去分詞sciusとからなるラテン語consciusを語源とする。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」