世界大百科事典(旧版)内のdiadēmaの言及
【冠】より
…古く前3千年紀前半のウルの王墓から金で花葉をかたどりカーネリアンで飾ったかぶりものが,またトロイアII市のメガロン神殿からやはり黄金製のものが出土しているが,これも同様である。帯状のものは,ギリシアにおいて金製の帯に発達してディアデマdiadēmaと呼ばれた。ヘレニズム時代になると貴石を象嵌(ぞうがん)したものが現れ,ビザンティンにおいてこれに立飾がつき,宝石を散りばめるようになって冠として完成した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」