世界大百科事典(旧版)内のdictionaryの言及
【辞書】より
…しかし,1066年のノルマン・コンクエスト後は,国語としての英語の衰微とともにこの種の辞書類の編集も不振となり,断片的な類語集が数編見られるにとどまった。その中の一つ,著名な神学者・文法学者・錬金術師として知られたガーランドJohn Garland(1202ころ‐52)の類語集は,イギリス人の著した英語文献で初めてdictionarius(英語のdictionary)というラテン語を用いたものとして注目されるが,付記された英語の対応語はごくわずかにすぎない。 けれども14世紀末になると,国家意識の高揚とともに英語が国語としての地位を回復し,15世紀の間に数種の羅英辞典が現れた。…
【事典】より
…言葉の発音や解釈を行うものを辞典dictionary(辞書)というのに対して,事項・事件の記述をするものを事典encyclop(a)ediaという。しかし必ずしも厳密には区分されずに,西洋でも《グローブ音楽辞典Grove’s Dictionary of Musics and Musicians》のように,事典でありながらdictionaryと称するものも多い。…
※「dictionary」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」