世界大百科事典(旧版)内のDisporumの言及
【チゴユリ】より
…温帯林の林床に普通に生えるユリ科の多年草(イラスト)。地下茎による栄養繁殖をさかんに行い,しばしば群生する。多年草とはいっても冬には親個体は枯死し,地下茎の先端だけが生き残って翌年地上部を出す。このような生活形は擬似一年草と呼ばれている。茎は高さ20~35cmで,ふつう枝分れしない。茎の先に1~2個の白色の花をつける。花被片は長さ12~16mm,基部にみつ腺がある。花期は5~6月。漿果(しようか)は8~9月に熟し,黒色。…
※「Disporum」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」