世界大百科事典(旧版)内のDonatusの言及
【ドナトゥス派】より
…4世紀に北アフリカで起こったキリスト教の分離派で,ドナトゥスDonatus(355没)が最初の指導者。カルタゴの司教メンスリウスMensuriusの死後,カエキリアヌスCaecilianusが選ばれたが,彼を叙任したフェリクスFelixはディオクレティアヌス帝の迫害のときに裏切り行為があったという理由で,ヌミディアの70人の司教・司祭が反対し,この叙任を無効としてマヨリヌスMajorinusを立てた,という二重選挙があった(312)。…
※「Donatus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」