世界大百科事典(旧版)内のengineerの言及
【技術】より
…技術をどう定義するかをめぐって,かつて日本では有名な論争が展開された。この技術論論争は,〈技術は労働手段の体系である〉とする労働手段体系説と,〈技術は人間実践(生産的実践)における客観的法則性の意識的適用である〉とする意識的適用説との間で争われた。前者の概念規定を提唱したのは,1930年代の唯物論研究会で,相川春喜,戸坂潤,岡邦雄らがその代表的論客であった。後者の創始者は物理学者の武谷三男であり,太平洋戦争敗戦直後に,この学説が広く知られるようになった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」