FRTP(読み)エフアールティーピー(その他表記)FRTP

デジタル大辞泉 「FRTP」の意味・読み・例文・類語

エフ‐アール‐ティー‐ピー【FRTP】[fiberglass reinforced thermoplastic]

fiberglass reinforced thermoplastic熱可塑性樹脂を用いた繊維強化プラスチック

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のFRTPの言及

【強化プラスチック】より

…なお,熱硬化性樹脂のほか,ポリプロピレン,ABS樹脂,ナイロン,ポリブチレンテレフタレートのような熱可塑性樹脂にも,剛性向上,寸法安定性向上,熱変形温度向上のために5~50%のガラス繊維が補強される場合がある。FRTP(fiber reinforced thermoplasticの略)とも呼ばれ,近年電気部品,自動車部品によく用いられるようになってきた。 代表的な強化用繊維,強化プラスチックの特性をそれぞれ表1,表2に示す。…

【プラスチック系複合材料】より

…代表例は,繊維強化プラスチックfiber reinforced plastics(FRPと略称)で,ガラス繊維の長繊維,織布,短繊維等を不飽和ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂で固めたガラス繊維強化熱硬化性プラスチックglass fiber reinforced plastics(GFRPと略称),同様にカーボン繊維を使った炭素繊維強化熱硬化性プラスチックcarbon fiber reinforced plastics(CFRPと略称)で,ともに比弾性率(弾性率/密度)や比強度(強度/密度)が高いことを利用して,軽量,高強度,高剛性が要求される宇宙航空材料,スポーツ用品等に幅広く普及しつつある。一方,マトリックス樹脂がポリプロピレン等の熱可塑性樹脂の場合は,おもに短繊維状のガラス繊維や炭素繊維を用いて射出成形し,これを繊維強化熱可塑性プラスチックfiber reinforced thermoplastics(FRTPと略称)と呼び,おもに機械部品等に金属代替として使用されつつある。さらに,カーボンブラックや炭酸カルシウム,磁性粉末等を分散させたプラスチックを粒子充てんプラスチックparticulate filled plastics(PFPと略称)と呼び,導電性,低燃焼エネルギー,電磁波吸収等の特殊目的のために開発されている。…

※「FRTP」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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