世界大百科事典(旧版)内のgouvernementの言及
【ギュイエンヌ】より
…その領域は中世を通じて英仏両王の抗争によりはなはだしく変動し,また同義語としてガスコーニュの呼称も用いられたが,近代に入っては主としてガロンヌ川以北の地域をさし,その南,ピレネーに至る地域をこれと区別してガスコーニュと呼ぶ。アンシャン・レジーム下には,両者は,あわせて一つの広大な総督管区gouvernementを構成した。 ギュイエンヌは,ガスコーニュはもとより,その他の隣接する諸州との間にも明確な地理的境界をもたず,また,その内部においても統一性を欠き,ボルドレ(ほぼ今日のジロンド県にあたる),ペリゴール(ドルドーニュ県),アジュネ(ロット・エ・ガロンヌ県),ケルシー(ロットおよびタルン・エ・ガロンヌ県),ルエルグ(アベイロン県)の諸地方が区別される。…
※「gouvernement」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」