世界大百科事典(旧版)内の《Grantha》の言及
【インド系文字】より
…デーバナーガリー文字からグジャラーティー文字が,パンジャービー語を表記するグルムキー文字はシャーラダー文字より,ベンガーリー文字よりオリヤー文字がそれぞれ派生した。南方系ブラーフミー文字から,5世紀にはパッラバ文字が,7世紀には,サンスクリット語による文献《グランタGrantha》を写すためのグランタ文字が成立している。やはり南方系ブラーフミー文字に連なるバッテルットゥ文字をグランタ文字に基づいて改良したのが現行タミル文字であり,グランタ文字に基づき,一部をバッテルットゥ文字で補完したものが現行マラヤーラム文字である。…
※「《Grantha》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」