世界大百科事典(旧版)内のHotteterreの言及
【オーボエ】より
…17世紀中ごろにこれらの古代楽器の内径を細くして,リードを直接唇でくわえられるようにしたことが近代オーボエへの改良の手がかりとなり,柔軟な音質と奏法が得られるようになった。当時のパリの木管楽器製造者にオットテールHotteterre一族の名まえが残っているが,前述のような改良により,粗野であった音を室内演奏にも適するよう繊細化したものと考えられている。1800年代後半にパリ音楽院の教授とトリエベールTriébert父子の協力で種々改良が加えられ,これが今日コンセルバトアール型と呼ばれ広く用いられている。…
※「Hotteterre」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」